私は生まれてすぐに他人に預けられ、
でもそれがとってもいいおばあさんだったから私はその人をお母さんと思って育ったのです。
その時から本当に多くの苦労が押し寄せてきたけど、
私が31歳のとき、父が自殺した。
私に最後の言葉を残して
でも最後はみとれず、一人で死んでいった。
私は亡くなっていた父の遺体を最初にみつけ、驚きと悲しみと様々な感情をもって
そして医師を目指すようになった。
今社会は無縁となって人間関係が希薄になった。
それでも人間はだれかとの結びつきを求める。
私は父には何もできなかった。だからといって他人の誰かにそれをすることで自己満足を
覚えてはいけない。
でも父にできなかった分、この希薄な人間社会から取り残されている人を
救いたい。
医療も大切な手段だけど、まず何より感謝の気持ちを忘れないようにしたい。
コメント